仕事を始めても集中力が長く持たない、そもそも集中して何かに取り組むことが難しいという方は、具体的に対策する必要がある。まずは、自分の体調を見直してみよう。病気がちであったり、強い疲労を覚えていたりするのであれば、いくら努力しても集中するのは難しいものだ。もちろん避けられない病を持っている人もいるが、個人で努力できることもある。それは睡眠をしっかりと取ることであり、睡眠不足は集中力を削ぐ大きな要因だ。
また、作業環境も見直してみると良いだろう。仕事とは関係のない物が作業場にあれば、できるだけ排除してみる。その中でも、現代人にとって最も集中力を散漫にするアイテムがスマホだ。当然ながら作業上必要なケースもあるだろうが、スマホが近くにあるとついSNSをチェックしたり、動画を観たくなったりするものだろう。仕事中はスマホが目に入らないところに置く、一定時間電源を切るなどの措置を取るようにすると良い。
集中力が持続しないという方であれば、休憩をこまめに入れるのも一つの手だ。そもそも人間は、集中していれられる時間はそれほど長くないとされている。30分くらいの頻度で、イスから立ち上がって軽く体を動かすなどの小さな休憩を入れて体も気持ちもリフレッシュすると、違いがわかるだろう。昼休憩の際には、事情が許せば10分程度の仮眠をするのもすすめられている。長い午後のワークタイムをさわやかに始めるために、有効な手となるはずだ。